欲望
ただ好きという気持ちが
こんなにも 深く重く広くなっていくなんて
本当に知らなかったの
あの時に感じていた予感は的中して
お腹の底から愛し愛される幸福感と
そんな時に貴方に触れない絶望感を
いつも同時に味わいながら眠るの
ひたすらに大事にしたいと願う
この切実で曖昧だけど確かに信じられるものを
ずっと想っていられるこの感覚を
貴方のその思考身体言葉すべてを
どうしたら良いのか分からないんだ
貴方の側で片時も離れず生きていきたいけれど
実際にこの生活を手放す勇気も今は無くて
貴方に抱かれながら眠りたいの
毎晩願っているの
どうすれば良いの?
本当に愛しているの